ツインタイプのエアー式ダイレクトブラスターはひとつのタンクに噴射口を2箇所備えたブラスターです。付着や詰まりを起こした粉体に、直接圧縮空気を噴射し、エアー式ダイレクトブラスター同様に破壊力が大きく、安全性にも優れ、振動を与えると固着する性質を持つ粉粒体に対して、ツインならではの相乗効果を発揮します。
※ブラスターの動作原理については「フローエイドの動作原理について」をご参照下さい。
- 新バルブ機構採用によりメンテナンス性が向上
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従来機は一度サイロ・ホッパー等に設置すると、バルブ内部の消耗部品を交換する際、製品本体を取り外す必要があり、高所に取り付けているケースが多いこともあり、大変な作業になっていました。その欠点を取り除いた新バルブ機構を採用したことによりバルブ内部の消耗部品が設置場所で簡単に交換が可能となり、従来機に比べメンテナンス性が向上しました。
- 圧力タンクは全て第二種圧力容器設計基準をクリア
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エアー充填用圧力タンクは製品シリーズ全機種が第二種圧力容器の基準(JIS規格)を満たし設計・製作しています。圧力タンク容器としては規格上容量が40L(リットル)以上が対象となりますが、当社はお客様が安全にご使用して頂く為に全機種(20L~230L)を規格対象としています。メンテナンスを考慮して圧力タンク内のエアー充填有無を確認出来るように外部にメータを取り付けています。
(全機種標準装備)
- ツイン式で1台二役で閉塞解消に相乗効果を発揮
- 本体の左右についている噴射口は交互に噴射します。頑固に閉塞した内容物は1回目の噴射と2回目の噴射で噴射方向を変えることで相乗効果を得ることが出来ます。
一般的には2台以上の組み合わせで更なる噴射効果を得るように設置されており、生コン工場やコンクリート二次製品工場、ダム現場のプラントサイロに多くの実績があります。
- ツイン式1台二役で費用の削減
- ダイレクトブラスター1台で2台分の役割、複数台数使用する場合は大幅なコストダウンが可能です。設置工事も台数が少ない分工事費が安くなります。メンテナンス時の費用も同様に、台数が少ない分工事費用が削減されます。
- 工場は安全が第一
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サイロ内の閉塞解消に人力作業に頼った為の事故が絶えません。 サイロ内の閉塞は内容物のアーチ現象とバランスによって閉塞しています。人力作業によりバランスが崩れると一気に内容物が流れ始めて大きな事故につながることになります。
エアー式ツインブラスターはこれらの人身事故を防ぐ目的の為にも採用されています。
- 圧力調整で噴射力が可変出来る
- 傘型バルブ方式を採用している為に、供給エアーの圧力を可変することで噴射力を調整することが出来ます。 大型機への取り替え要望や、小型機の取り替え要望が出たときに無駄な取り替え工事をせずに圧力調整で対応可能です。
- 窒素ガスも使用出来ます
- 噴射エアーに窒素ガスも使用出来ます。内容物が可燃性や爆発の危険性があるものに対しては窒素ガスを使用することが出来ます。閉塞解消時の防爆安全対策をブラスターで確保出来る為、経費削減にもなります。この製品はごみ処理プラントなどで多くの実績があります。
- 専用ノズルをオプションでご用意致しております
- 付着や詰まりの状況、取付場所に応じてお選びいただける専用ノズルを各種ご用意しております。
- ※1000℃以上の高熱耐熱仕様の特殊ノズルも製作いたしますので、当社にお問い合わせ下さい。
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