1.Energy Saving [高効率技術により実現する、省エネルギー性能]
日立独自の末端圧力一定制御による高い省エネ運転を実現
APC(Active Power Control)
エアー消費風量とそれに伴う配管圧力損失をNICS(New Intelligent Control System)が演算を行い、プラント圧力が一定になるように圧縮機のロード/アンロード圧力設定値を自動制御。エアー消費風量の変化に対応した自動運転(圧力制御)により、省エネ化を図るなど、次世代の圧縮機制御を実現しています。
エアー消費風量が圧縮機容量比100%の場合
MPa |
圧縮機吐出圧力 |
配管圧力損失 |
プラント圧力 |
0.69 |
0.10 |
0.59 |
↓
エアー消費風量が圧縮機容量比50%の場合
MPa |
制御方式 |
吐出圧力 |
圧力損失 |
プラント圧力 |
効果 |
従来 |
0.69 |
0.03 |
0.66 |
無駄な高圧力で運転 |
APC |
0.62 |
0.03 |
0.59 |
最適な圧力で運転 |
|
APC(Active Power Control)省エネ効果
- 使用圧力:0.69MPa 末端最低圧:0.54MPa 圧縮機100%風量時のライン圧力損失:0.12MPa の 条件にて平均負荷率70%運転の場合
精密圧力制御のパワーセーブコントロール搭載
PSC(Power Save Control)
空気圧縮機の負荷率に応じてアンロード圧力を下げ、余剰な空気圧力をカットすることで省エネ化を図っています。
パワーセーブ機能により制御圧力幅が0.02MPa
MPa
制御方式 |
圧縮機アンロード圧力 |
圧縮機ロード圧力 |
圧縮機平均吐出圧力 |
従来 |
0.71 |
0.66 |
0.68 |
PSC |
0.68 |
0.66 |
0.67 |
PSC(Power Save Control)省エネ効果
- 使用圧力:0.69MPa 制御圧力幅:0.05MPa→0.02MPa の 条件にて平均負荷率70%運転の場合
2.Easy Maintenance [新構造、新素材の採用で保守費低減]
NICSによる自己診断機能
診断結果に応じて<予防保全><軽故障><重故障>と3段階(要因別)でLCDモニター上に表示するため迅速かつ的確な対応が可能です。
保守費低減
エアーブロックおよび各主要部品の耐久性を大幅に向上し、ロングメンテナンスを実現しました。さらに分解・組立作業性を向上し、保守費低減を図りました。
3.Ecology [高レベルで環境負荷低減を実現]
低振動・低騒音
ケーシングの剛性アップ、機器レイアウトの最適化、吐出サイレンサの適用により、低振動・低騒音を実現しています。
OMCS(Oil Mist Capturing System)による環境保全
ギヤケーシングからの油煙を回収し、クリーンな環境を保ちます。
4.Indication [大型カラー液晶モニター搭載]
各種運転状態、設定値が一目で分かる大型カラー液晶モニターを採用
5.Intelligence [高機能なインテリジェント操作盤を搭載]
充実の運転機能を実現したNICS(New Intelligent Control System)を搭載しています。
- 制御圧力およびAPC、PSCなどの省エネ機能を盤面で簡単設定
- 各種運転状態表示(温度・圧力・空気消費量・負荷率など)
- 運転履歴表示
- 予防保全、軽・重故障表示
- 予防保全、軽・重故障履歴表示
台数制御機能 (オプション)
- NICSに台数制御機能を内蔵(最大9台制御可能)
- APC、PSCの省エネ運転機能との組み合わせ制御により、さらに一層の省エネを実現
- ベースロード機設定など多彩な制御機能を搭載
6.Information [拡張機能も充実]
通信ポートを標準装備
- 各種圧縮機運転情報の接点出力に加え、通信ポート(RS232C)を標準で搭載しています。
圧縮機運転遠方監視システム (オプション)
- 圧縮機運転状態の表示
- 日報・月報の出力
- データグラフ表示
- LAN接続により複数のPCから遠方監視が可能
※機器搬入・据付費用並びに電気工事(部品を含む)・配管工事等(部品を含む)の付帯工事費用は別途となり含んでおりません。
※車上渡し価格となり、本体価格以外の価格は一切含まれておりません。
※製品は価格・形式・外観・仕様など、メーカー側の都合により、予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。